こんにちは。ふっちーです。
今回、「熊本城マラソン2019」と「東京マラソン2019」にサブ4(4時間以内での完走)達成を目指して参加してきました。
書いているうちに長文になってしまいましたが、どうぞお付き合いください。
このチームサッカニー5期のテーマは「仲間とともに、さらなるステップへ。次の目標に向かって“本気”で取り組む。」
チームに参加するにあたり、私が目標の1つとして掲げたのが「2度目のサブ4達成」。
熊本城マラソン2016を3時間58分12秒で完走しサブ4を達成したものの、それから3年間サブ4を達成できていませんでした。
マラソンランナーとしてサブ4以上をあたり前にしたい。そして、さらなる目標としてサブ3.5、サブ3、ウルトラマラソンやトレイルランニング、トライアスロンへの挑戦とステップアップする、というのを目標としています。
より高い目標に挑戦するためにも、まずは2度目のサブ4を達成したいと思っていました。
勝田全国マラソンでのブレーキ
熊本城マラソンの前に、1月27日に茨城県ひたちなか市で開催された「勝田全国マラソン」に出場していました。
「ここでサブ4を達成し、熊本城マラソンではサブ3.5を狙おう」と目論んでいたのですが、序盤からペースが上がらず4時間23分でフィニッシュ。悔しいレースとなりました。
熊本城マラソンで3年振り2度目のサブ4に挑む
勝田全国マラソンから3週間後、「熊本城マラソン2019」に参加するため熊本に向かいました。
熊本城マラソンのコースは橋の上り下りや高架下をくぐるアップダウンはあるものの、比較的平坦なコース。コース高低差マップで見るほど厳しくはない印象です。
熊本城マラソン最大の難関はなんと言ってもフィニッシュ地点である熊本城・二の丸広場に向かうための1km超にも及ぶ急坂。41km走った身体で最後の坂を駆け上がらなければなりません。一方でフィニッシュ地点が熊本城内というのも挑みがいがあるコースと言えます。
そして何より熊本城マラソンの最大の魅力は沿道の応援の多さ。42.195km途切れることのない応援は、疲れを感じさせないくらいのパワーをもらえます。
カーボローディングならぬホースローディングしてスタートへ
熊本城マラソンは前日エントリーが必要なため、前日の16日に熊本入り。受付を済ませた後は熊本料理でパワーを養います。
熊本料理で有名なのは「馬刺し」などの馬肉料理や「辛子れんこん」。マラソン大会前日に肉や生もの、辛い物は常識外れな感じですが、3年前も馬刺しと辛子れんこんを食べてサブ4を達成したため、今回も美味しくいただきます。
絶好のコンディションでスタートするも24km付近でまたもブレーキ
熊本城マラソン当日の天候は晴れ。絶好のコンディション。スタート前に新田コーチから学んだアップもこなし、万全の状態でスタート。序盤から飛ばしすぎないよう抑えめで入り、徐々にペースを上げていきます。
慣れたコース、熱い応援、万全のコンディションでサブ3.5も狙えるペースで中間地点を通過。しかし、24kmの標識が目に入った途端、ガクンと脚が止まってしまいました。この時の私にとって、サブ3.5ペースはオーバーペースだったのです。
ペースを取り戻そうにも動かない脚。ペースは探し続け、1km 6分もキープできない位にまで落ちてしまいます。とはいえ、ここでサブ4を外すわけにはいかない。自分に負けるわけにはいかない、と言い聞かせ何とか走り続けます。
サブ4ペーサーを頼りにフィニッシュに向かう
ペースも落ちきっている中、残り5km地点でサブ4ペーサーに追いつかれてしまいました。ここでペーサーに置いて行かれるとサブ4達成できません。改めてチームサッカニーで学んだ走り方を意識し直し、ペーサーに着いていきます。
41kmを過ぎ、フィニッシュ地点の熊本城・二の丸広場に向かう坂に差し掛かると両脚が攣りそうになりました。ですが、ここで止まったらサブ4は達成できません。両脚に何とか堪えてくれと頼みながら坂を駆け上がります。
途中、熊本の友人からの声援も受け、とても嬉しかったのですが、それ以上にサブ4達成できるかどうかの瀬戸際だったため、とても険しい表情で反応するしかなかったのが心残りです。
残り500mになり、ペーサーから「サブ4行けます!」との声がかかると、ふっと力が抜けました。そのまま、残りの坂を駆け上がりフィニッシュ。3時間58分43秒で、2度目のサブ4達成となりました。
目標としていたサブ4は達成できたものの、前半のオーバーペースで後半に課題が残ったこと、サブ4ペーサーに追いつかれてからペースを取り戻せたこと、最後にサブ4を達成できることがわかってしまってから追い込みきれなかったことで、まだ伸びる余地はあるという反省もありました。
市民ランナーの夢の舞台「東京マラソン」へ
熊本城マラソンでのサブ4達成から2週間後、市民マラソンランナーなら誰でも憧れる「東京マラソン2019」への参加に向けて準備していました。
今年で12回目の開催となる東京マラソン。初めてエントリーしたのが7年前。それから6年連続で落選。今回初めて当選し参加する権利を得ることができました。
東京マラソンに出場者として参加するためには、エリートランナーとして参加するまで自分を鍛えるという方法や、チャリティー枠で参加する方法もありますが、何より大事なのは「参加するために応募し続けること」です。
何より参加するために、まず応募しないと、参加できるかどうかの抽選に参加できませんからね!
東京マラソンは「お祭り」
東京マラソンの参加エントリー手続きのため、前日に東京マラソンEXPO会場へ。
参加者エントリーの列に並んでいると、偶然チームサッカニーメンバーのケンくんと遭遇!3万人以上参加する中で何たる偶然。
待ち時間が短く感じられる、嬉しい出会いでした(´▽`)ノ
参加エントリー完了後はEXPOのブースを巡ります。東京マラソンのスポンサーによるコース攻略法の紹介や、コースとなっている各自治体の観光ブースなどで大盛り上がり。多くのブースに立ち寄りながら、サッカニーのブースに到着。
東京マラソン当日、天候は雨
いよいよ東京マラソン当日。いつもはすんなり眠れるのですが、今までにない楽しみ、ワクワク感で寝つけず。普段より寝不足気味での起床。それでも体調は万全。
シャワーを浴びて身体を起こし、食事を摂り、着替えて出発。……と同時に降り出す雨。前日の天気予報で「曇り」というのを信じ切っていたため、あまり雨の準備はしていませんでした。それでもなんとか持ちこたえてくれるだろうという願いだけ持ってスタート地点の東京都庁に向かいます。
荷物チェック後、セキュリティゲートを通過。セキュリティゲートを通るまで10分くらいは待たされますので、来年以降参加される方は余裕を持って行くのをオススメします。
選手エリア内に入ると雨足が強くなりました。天気予報でもしばらくは雨が降るとの予測。雨足が弱まることを願いつつ、できる限りの雨対策をしてスタート地点に並びます。
スタートまでの長い待機時間。降り続く雨とともに吹き付けるビル風。すでに濡れてしまった靴。最悪と言ってよい状態でしたが、念願の東京マラソンを走れる喜びの方が勝っていました。
そして9時10分。東京マラソン2019スタートしました。
あっという間の42.195km
東京都庁前をスタートして新宿・靖国通りを抜け、飯田橋を過ぎ、10kmの日本橋を通過。まだ雨は降り続いていますが防寒用ポンチョを脱ぎ捨てます。
13km付近、浅草に向かう途中で先頭集団とすれ違い。大迫傑選手とすれ違う時には周りのランナーも声援を送っていました。
浅草を過ぎ、スカイツリーを横目に門前仲町へ向かい、折り返して戻ってきます。15km~25kmの橋による連続アップダウンが唯一と言っていい難所。とはいえ他のコースにあるアップダウンよりは遥かにゆるやか。やはり、東京マラソンは走りやすい高速コースです。
銀座に入る手前、「ふっちーさーん!」と呼ぶ声が。チームサッカニーメンバーのあやのさんが応援してくれていました。やはり応援してもらうと元気が出ます。力をもらって銀座に入ります。
日比谷から芝公園、増上寺を過ぎて第一京浜で品川へ向かい、折り返します。日比谷から先の12kmは1週間前に試走していてフィニッシュするイメージを作っておきました。試走、大事です。
沿道からの応援も多く、東京の42.195kmはあっという間に終わっていきます。
残り3km、雨風との闘い。
日比谷手前、39km地点で3時間40分。サブ4が見えてきた所で急激に雨風が強まります。疲れた身体に容赦なく冷たい雨風が浴びせられ、急激にスピードが低下。しかし、脚を止めるわけにはいきません。
ピッチとリズム、地面反力、二軸走法など、チームサッカニーで習ってきた走り方を思い出し、一歩一歩進みます。
東京マラソンに参加する前、走ったことがある人から、「最後の行幸通りはみんな41km走ってきたことなんて忘れてペースが上がるよ」と言われていましたが、その言葉通り、行幸通りに入ったら周りのペースが一気に上がりました。私のペースは変わってないのに、行幸通りだけで100人に抜かされてしまいました。
行幸通りを抜けて東京駅前に入り、ラストスパート。あっという間の42.195kmが終わりました。
初めての東京マラソン。
冷たい雨と風にさらされた東京マラソン。
自己ベストを更新できた東京マラソン。
気づけばあっという間に終わりました。
これで今シーズンの私のフルマラソン挑戦は終わりです。フルマラソンでの次なる目標はサブ3.5。来シーズン、必ず達成します。
そして、チームサッカニーとしては、次は新たな競技に挑戦します。
挑戦に向けたトレーニングはまた報告します。